手を動かす前に

急に暑くなりすぎて体が追いつかない。ブログの更新も全然できない。辛すぎる。
とはいえ書きたいことはあるので、時間がかかるんですが時々更新するので見てあげてください。

今日書きたいのは若手あるある。早く実験したいという思いはすごい大事だし、それは科学者としてあるべき姿ではあるんだけど前のめりすぎない?ってお話。

今の会社に入って若い子と話すとすぐ実験をしたがる。若いっていいなあっておじさんは思うんだけどそれってちゃんと考えたのかね…?
実験するにしても試薬の費用はかかるし、顧客から原料を貰ってるならそれも無駄にはできないし、実験しないと本当にわからないデータなのかはしっかり精査しないといけないよね。

もちろん理論的に起こることと実際に起こることって全然合わないことが多いのはわかってる。
だからってむやみやたらに実験するのは本当に無駄。
実験嫌いの僕はいかに実験をしないかだけしか考えてないから、本当にこの実験はしないといけないのかを常に考えてる。

実験もおそらくPDCAサイクルが重要なんだろうと思っている。
ならこのサイクルでどれが一番重要か?
それはもうP(Plan)が9割を占めてると思っている。そのPも成功ルートだけ考えるのはだめ。
例えばTargetがあるなら、失敗する前提で一つの化合物に3~4ルートぐらいは考えておく。そのそれぞれにメリット・デメリットを実験をする前の段階で挙げておく。
とにかくそういったものを挙げられるだけ挙げて、その中でどれが最善手なのかをなぞっていく。
そのルートでどこか見逃しがないか再度見返して、何もなければそれを確認するためにD(Do)として実験をすればいい。
思考実験なんて実際の反応時間に比べたら一瞬で終わるんだから、それをせずにフラスコでぐるぐる反応を回すなんてばかばかしい。

とはいっても意味があるかわからない実験を実施して時間間隔を養うのも若いうちしかできないよなーとは思う。
数打った実験のミスから反応のヒントを得ることだってある。
それが科学の面白いところでもあるのだが、計画を練らないといけない僕らマネジメント側からするとそういったものは不確定要素すぎて嫌だなと思う。

ま、タイパが重要視される時代だからこそ、実験だけに時間使うんじゃなくて、常日頃から頭の中で実験できるようにしておきましょ。

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